溺れるナイフ

溺れるナイフ

-概要-

東京から田舎に引っ越してきたモデルのナツメ(小学6年生)だが、父親が家業の相続をすることで突然都会の喧騒から引きはがされて不満しかなかった。そんなド田舎で唯一心を揺さぶる少年・コウ。しかし由緒ある家系の跡取り息子であるコウは考えの読めないミステリアスを含んでいた。田舎になじめないナツメだったが世界的なカメラマンから写真集の提案が浮上し、苦悩を経て写真集が完成した。そして、写真集をきっかけに2人の距離は縮まったのだが待ち受ける未来は消して綺麗なものではなかった。

-あらすじ-

東京で雑誌モデルとして着実に経歴を積みつつあったナツメだが、父親が実家で営んでいる旅館を継ぐことになり、一家で田舎に引っ越すことになった。

キラキラな衣装や自分を見つめるレンズ、モデルの友人たちーーー。
すべてが遠のき、何もない田舎への鬱憤をもっていた。
だが、そんなモヤも忘れてしまうような存在、コウに出会う。

都会にも田舎にも馴染まない、一際目を引く存在。
自然と距離が近くなる2人だが、田舎から都会、世界までが介入してきて運命の歯車は狂い始めていた。

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